紅葉も少しずつ色づいてきた秋の午後、
すごく楽しみにしていた歌舞伎、平成中村座へ
出かけました~。
場所は大阪城は西の丸公園内。
この門をくぐって入場です!
広い公園内に見えてきたのが…
特設会場のこの建物!
右奥に見えるは天守閣。
素晴らしいロケーションの中、
入場時刻となり一斉に中へと入っていきます。
この平成中村座は、今は亡き勘三郎さんの
「江戸時代の芝居小屋を現代に復活させ多くの人に歌舞伎を楽しんでもらいたい」という想いから始まったもので、このような舞台と客席が密接な一体感を持つ芝居小屋となりました。
そして、今回一番の楽しみは、この客席です!
この写真が、この客席から見た風景。
どうなっているかわかりますか?
右側に見えるのが正面向きの一般の客席、そして幕があり、左側が舞台となっているのです。
桜席と言って、この平成中村座でしか見られない特別な席で、幕がしまると座っているこの桜席の側も幕の内側に入って、正面の客席からは見えなくなる、つまり舞台と一体化した非常に珍しい席なのです。真横から見るからか意外にも一番お安い席なのですが、私が思うには特等席ですよ!!
今回は幸運にもかなり客席側寄りの位置が取れたので、
横から見ているというよりも、もう真ん前で、ただし少し宙に浮いて見ているような不思議な感覚が味わえました。
幕間は、このように裏方さんが舞台の用意をしているのを見物しながらお弁当タイムで、
いつもならば退屈で長く感じるこの時間が、あっという間に過ぎていきました。
向かい側に見えるのも同じ桜席の人たち。
宙に浮いてる感、わかりますか?
役者さん方も幕がしまってから我々に挨拶を
してくれます。かなりお得感というか特別感
ありますよね~
お芝居は勘九郎、七之助兄弟や、成駒屋
橋之助の素晴らしい演技に圧倒されました。
そんな余韻を味わいながら外へ出てみると、
天守閣の真上になんときれいなお月さま…
素晴らしいひとときを堪能出来た今日に
感謝感謝です。