二つの展覧会へ

 


週末、一路 淡路島へ。

 

目的は、高宮画廊でおなじみの二人の先生の展覧会観賞です。

 

まずめざすは、南あわじ、滝川記念美術館で開催されている「東洋へのまなざし 吉永邦治展」

 

車から見えてきた不思議なこの建物…

 

近づいてみると入口柱の上に

 

私の大好きな(?!)シーサーの視線を感じ、思わずこんにちはと御挨拶を。

 

あとで聞いたのですが、とても貴重なものですが、これに気付く人は珍しいそうですよ(*^_^*)

 

 


そうです。この二匹のシーサーが出迎えてくれる立派な建物が直原玉青画伯ゆかりの玉青館。

 

吉永邦治展はここで開催されています。

 

 

 

 

 

 

今回の展示で圧倒されたのは、先生の力強い大作の数々。

飛天も宙に舞っているし、10メートル超えの鉛筆画や、釈迦10大弟子の大アップが

われわれの眼前に迫ってきます。

 

美しい色彩はもちろんのこと、耳からも

メコンの河音や、星空の静寂が今ここで同体験しているかのように絵の中に入ってしまい、

不思議な空気が流れているのを感じました。

 

そんな中、吉永先生が美味しいラーメン店へお昼に誘ってくださり、

ふとわれにかえり、現実の世界へ…

 

確かにお腹すいた~

 

で、これ。

 

淡路島と言えば、「玉ねぎ」ですね。

先生お勧めの「黒玉」ラーメン。

揚げた甘くて香ばしい玉ねぎたっぷりのおいしいラーメンに大満足!

 

 

 

 

 

 

先生有難うございます。

ラーメン、じゃなく素晴らしい展覧会を見せていただいて!

 

真っ赤な壁に映える 黄色いジャケットの先生です。

 

次に向かうは、徳島方面。

明日が初日の「八木 和彦展」へ。

今日はこのまま神山温泉に向かうため山道を走ります。

 

立ち寄ったのは お遍路さんのひとつ 焼山寺

 

 

 

 

 

小雪も舞ってきましたが

 

素晴らしいパワースポットです。

 

さあ、日にちが変わって今日は「八木 和彦展 永遠とつながる時間・空間」へ。

 

会場は駅前のシビックセンター。

 

入口付近から先生独特の、ほっとするような優しい空気感が漂います。

 

 

 

 

 

今回 個人的にすごく好きだったのは短冊の作品です。

 

この小さなスペースにこれだけ広々とした奥行きのある世界を感じさせて、ある一瞬の情景が見事に表現されています。

 

 

 

 

「 アオサギ 」

 

 

 

先生の新たな試みであるオイルパステルも力強い存在感をプラスしているようです。

 

 

 

 

 

 なつかしい風景…

「 夕暮れの雲 」

 

 

今回ふたつの展覧会は個性が対照的でしたが、どちらがどうというのではなく、

それぞれの絵の世界へ 素直に入っていくことが出来たのがとても不思議な感覚でした。

これは簡単なようでなかなか出来ない体験です。

間違いなく言えるのは、いい時間が過ごせたなあとつくづく思えたことです。

 

 

残念ながら両方とも15日で終了です。