えげつない 航空会社

11月はじめ

のんびり休暇サイパン旅行での出来事です。

 

往時、関空で自動発券機を使っていると、途中経由のグアムまで89ドルのエクストラチャージだけでビジネスクラスに変更が出来ると出てきました。

何千円という この金額ならばと二人分急きょビジネスに変更して、ゆったり広いシートに座り、腰の痛い身にとっては大変有難い当日割引でした。

機内はすいていましたし、航空業界も競争が激しいので当日空席があればこのようなサービスがあるのだなと納得した初めての経験でした。

 

いつものごとくののんびりリフレッシュも終わり、

サイパン空港到着。行きと同じようなサービスを是非利用したいと、さっそく同じようにグアムから関空間、当日のビジネスへのランクアップをカウンターでお願いしました。今度は自動発券機でなく、現地のスタッフ相手です。間違いがあっては困るのでツアー会社の人にも頼んでもらいましたが、そのスタッフ、パソコンを前に何をやっているのか待たされること30分!(@_@)

 

(このいまいち 理解していない様子のスタッフたちは、あとでびっくりしたのですが、カウンター業務が終わると今度は通関手続きのカウンターへ移動してる、また飛行機に乗り込むと同じ人が機内に乗ってきて点検作業までしてる、荷物まで運んでる… と何役もやっているのですよ。)

 

帰りのランクアップは78ドルとのこと、やはりアメリカ側の方が価格の優遇されているのだとと得した気分で満足げにサイパンを後にしました。あとで何が起こるのかまだ何も知らずに~…

  。

さてのんびりお土産用のウイスキーを買い、ラーメンで小腹を満たしていざ!機内へ…

チケットは7番。7番。広いシートに座ろうと身構えて探すものの…無い!6番までしか無い!我が席が無い!!

 

大騒ぎして見つけた7番は…

 

 

(゜o゜)  はあ?

 

 

 

 

なんとエコノミーの一番前……  ちーー~~ん

 

 

それってさー、詐欺とちゃうの? 

勢い込んで下手な英語を駆使し、乗務員相手に説明するも、おばさん、いえ年配のアテンダントに逆切れされ、そこに座りたかったらもう40ドル払えばいいと言われ、気がつけば乗客、大勢の乗務員がいっせいに我々を注目しています…(--〆)

その7番はプラスだかプレミアムだかいう名前が付いているのですが、そんなん知るか!

「普通のエコノミーとどうちゃうねん」と聞くと、何センチ足元が広いんですとのこと

 

 

 

 

 

 

これが 問題の席。

 

プレミアムだかプラスだか呼ばれているが、

 

どう見ても狭いエコノミー!!

 

ブルーのカーテンの前がビジネスクラス。イケズっぽくカーテンを閉められた(-_-)

エコノミーの前列とは普通どこの航空会社でも、赤ちゃん連れやお年寄りを優先に座らせるところであって、決してエキストラチャージをとったりはしません。エコノミーはエコノミーなんだから!!

 

また驚くことにこの前列は、肘掛が上に上がらないため 普通の空いたエコノミーのように肘掛をあげてゆったり横の席を使うことも出来ないのです。

 

その後落ち着いた雰囲気で(?)「日本語の話せるスタッフはいますか?」と

尋ねたらなんとその男性、涼しい顔で「私が話せます」と流暢な日本語で言うではないですか!!  さっきあんた、知らん顔して我々の下手な英語傍観してたよね~~

 

その流暢な日本語によると、なんとその席は時々クレームが来るとのこと!「はあ?? 」

チーフアテンダントも席を変えてくれようと思ったが、地上の職員に連絡したら拒絶されたとのこと、 そんなもんいちいち連絡すんなよ、子供じゃあるまいし!

 

あのサイパン空港でいろんな仕事をしていたお兄さんたち、あんたにビジネスって言ったよね、どんなに下手な発音でも、ビジネスはビジネスだろ、

 

後日談によるとサイパン空港は最近 某航空と合併したのでいまいちちゃんとわかってないらしい(サイパンへ行かれる方、要注意ですよ) そんないい加減なことでよくやってるわ、日本じゃ考えられないね

 

機内でのあまりの憤慨ぶりに、なんと飛行機を降りたとたん、某航空の責任者が我々を待ち構えていたのでした。 (+_+)

 

とにかく 某航空のこの中途半端なややこしい席、これにせこくお金取るなんてことしないでほしい!弱者のためのサービス席にすること、経営陣は御一考下さい!!